着物に合うヘアアレンジ。ロングヘア編
着物を着る機会があっても、普段自分でヘアアレンジしない方は、セットが難しく感じるかもしれません。
そこで、自分で簡単にできて、着物に合うヘアアレンジをご紹介していきます。
ロング・ミディアム・ショートボブと、髪の長さ別にまとめたので、自分の髪の長さにはどんなヘアアレンジ方法があるのかチェックしてみてください。
ロングの場合
それでは、まずロングヘアの方向けの着物に合うヘアアレンジをご紹介します。
ロングであれば髪の長さを活かして様々なアレンジが可能です。
シニヨン
シニヨンは、まとめ髪の代表とも言えます。
ゆるくまとめることで、ふんわりとした可愛い印象になります。
(1)耳から後ろの髪の毛を、耳より下の位置で1つにまとめます。
(2)(1)の髪をくるりんぱします。
※くるりんぱ…結んだ髪の結び目の上に輪を作り、毛束を輪の上から通すこと。
(3)耳より前の毛束をねじりながら、くるりんぱの中に入れ込みます。
(4)下から出ている毛束もくるりんぱの中に入れ、ピンで固定すれば完成です。
夜会巻き
夜会巻きとは、髪をねじり上げてコームやかんざしを差し込み、かっちりと留めるスタイルです。
夜会巻きは「大人の女性」の雰囲気が出て、キャビンアテンダントやビューティアドバイザーなどが仕事中のヘアスタイルとして用いることが多いです。
(1)まとめやすくするために、水かヘアローションで髪を湿らせておきます。
(2)後頭部で髪をねじりながら上方向に持っていきます。
(3)夜会巻き用のコームを使い、ねじりと同方向に向かって入れ込み、固定します。
【かんざしを差し込む場合】
・(2)の髪の横から斜め上方向に向かってかんざしを差します。
・髪と一緒にかんざしを回し、先を上から下に刺しこんで固定します。
サイド寄せ
女性らしさがアップして見えるサイドヘアアレンジは、洋服だけでなく着物にも合います。
巻き髪にしてサイドに寄せ、ねじってピンで留めても良いですし、サイドで三つ編みやお団子にしても可愛いですね。
比較的簡単にできるので、時間がないときなどにおすすめです。
サイドヘアアレンジは、華やかな髪飾りを付け、振袖や袴、浴衣などによく合います。
ラプンツェル
ラプンツェルは、女の子なら一度は憧れるプリンセスヘアとも言われています。
品のある編みおろしヘアは、お呼ばれスタイルとしてぴったりです。
(1)右寄りになるように、全体をトップから編み込んでいきます。
(2)編み込み部分をほぐし、トップに少しボリュームが出るように調整します。
(3)お好みで花の髪飾りなどを散りばめると、よりプリンセスのように華やかな印象になります。
ラプンツェルヘアで、浴衣やカジュアルなパーティーなどの場へ出掛けると、注目の的になるかもしれません。
ラプンツェルはロングヘアならではのヘアスタイルです。
ロングヘアの方は、ヘアカットしてしまう前に一度挑戦してみてはいかがでしょうか。