買取で損しないための必要な3つのコツ
ここまでは着物がどんな状態だと高価買取が期待できるか、どんな買取業者だと安心して査定に出せるかなどをチェックしてきました。この項目では着物を売りたいと考えている方が、取引で損をしないための方法を説明します。
コツ1:着物専門の買取業者に査定してもらう
せっかく大切な着物を売るなら、着物専門の買取業者に任せるべきです。リサイクルショップや一般的な買取業者は、着物以外の商品をたくさん取り扱っているため、着物に精通している人が査定する保証がありません。
万が一、着物の知識があまりない人が査定を行った場合には、着物本来の価値が見極められず、安価で買い取られる可能性があります。
一方、着物専門の買取業者であれば、着物に関する知識は豊富であり、また査定する際の審美眼を備えています。査定員は査定する着物が有名作家の作品か、上質な糸が使われた生地か、高度な技術が使われているデザインかなど、素人目には分からない違いを熟知しています。着物を買い取る際には、価値相応の値段をつけてくれるので、着物専門ではない業者よりも安心感と信頼が持てます。
コツ2:複数の買取業者に査定をしてもらう
前述しましたように、買取業者の規模も大小様々であるため、それぞれ買取実績が多い少ないとバラつきがあります。もちろん実績が多い業者の方が査定員の目が肥えており、着物について正しい買取金額を提示してくれる可能性が高いです。
実績が少ない業者だと、査定員が本当に適正な買取価格をつけられているのか、ちゃんと査定するべきポイントを押さえて査定できているのか曖昧な場合が少なくありません。
このような背景もあり、査定をお願いした業者が1社だけだと買取金額が適切か分からず、不安が拭えないですよね。
そのため、複数の着物専門の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。複数の査定員に着物を見てもらえれば、査定額を比較することもできるため、おおよその買取相場も把握でき安心して売ることができます。
また、複数提示された査定額の中で1番高額で見積もってくれた業者で買い取ってもらえればお得ですよね。1社だけに任せず、複数の着物専門の買取業者に査定してもらうのがベストな選択でしょう。
コツ3:代表的な着物の相場を把握する
さらに、着物の相場を調べておくことで、悪徳業者に安値で買い取られるリスクが減ります。 特に友禅や紬、振袖に訪問着などの代表的な着物の相場や、有名な作家の着物の相場を把握しておくことは査定してもらう際の目安になり、安心して査定依頼ができるでしょう。